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ポルトガル語の文法一覧

2026年10月21日

ブラジルのポルトガル語の文法を、品詞ごとに並べます。それぞれ、冒頭の説明、形の表、詳しい記事へのリンクの順です。ポルトガルのポルトガル語との違いはブラジルとポルトガルの違い(português do Brasil e de Portugal)にあります。

名詞と冠詞

名詞の性と数(gênero e número dos substantivos)

ポルトガル語の名詞は、すべて男性か女性のどちらかに分かれ、多くは単数と複数でつづりが変わります。性は名詞ごとに決まっています。

名詞の性と数(gênero e número dos substantivos)
元の形変えた形日本語
médico(医者・男性・単数)médica医者(女性・単数)
filho(息子・男性・単数)filhos息子たち(男性・複数)
filha(娘・女性・単数)filhas娘たち(女性・複数)
nome(名前・男性・単数)nomes名前(男性・複数)
professor(先生・男性・単数)professores先生たち(男性・複数)
mulher(女の人・女性・単数)mulheres女の人たち(女性・複数)
rapaz(青年・男性・単数)rapazes青年たち(男性・複数)

詳しい説明と練習問題は名詞の性と数(gênero e número dos substantivos)にあります。

定冠詞と不定冠詞(artigo definido e indefinido)

冠詞は名詞の前に置く小さな単語で、定冠詞と不定冠詞の2種類があります。話題に出たものや、1つしかないものには定冠詞を付けます。

定冠詞と不定冠詞(artigo definido e indefinido)
元の形定冠詞つき不定冠詞つき
professor(先生・男性・単数)o professorum professor
médica(医者・女性・単数)a médicauma médica
alunos(生徒たち・男性・複数)os alunosuns alunos
alunas(生徒たち・女性・複数)as alunasumas alunas

詳しい説明と練習問題は定冠詞と不定冠詞(artigo definido e indefinido)にあります。

形容詞

所有詞(meu・seu・nosso)

所有詞は「私の」「あなたの」「私たちの」と、持ち主を示す単語です。教科書では所有形容詞とも呼びます。

所有詞(meu・seu・nosso)
元の形私のあなたの・あなたたちの私たちの
filho(息子・男性・単数)meu filhoseu filhonosso filho
filha(娘・女性・単数)minha filhasua filhanossa filha
filhos(息子たち・男性・複数)meus filhosseus filhosnossos filhos
filhas(娘たち・女性・複数)minhas filhassuas filhasnossas filhas

詳しい説明と練習問題は所有詞(meu・seu・nosso)にあります。

形容詞の一致と位置(concordância do adjetivo)

形容詞は名詞の様子や性質を言う単語で、novo(新しい)やgrande(大きい)のような単語です。ポルトガル語では、形容詞の語尾を名詞の性と数に合わせて変え、名詞のあとに置くのが基本です。

形容詞の一致と位置(concordância do adjetivo)
元の形名詞に合わせた語尾日本語
carro(車・男性・単数)carro novo新しい車
casa(家・女性・単数)casa nova新しい家
carros(車・男性・複数)carros novos新しい車(複数)
casas(家・女性・複数)casas novas新しい家(複数)
aluno(生徒・男性・単数)aluno interessante面白い生徒
aluna(生徒・女性・単数)aluna interessante面白い生徒
alunos(生徒・男性・複数)alunos interessantes面白い生徒たち

詳しい説明と練習問題は形容詞の一致と位置(concordância do adjetivo)にあります。

不定形容詞(algum・todo)

algumとtodoは、名詞の前に置いて数や範囲を表す不定形容詞です。algumは「いくつかの」「何らかの」、todoは「すべての」の意味です。

不定形容詞(algum・todo)
男性女性
単数algumalguma
複数algunsalgumas

詳しい説明と練習問題は不定形容詞(algum・todo)にあります。

形容詞の比較級(mais・menos・tão)

2つのものを比べるときは、形容詞の前にmais(もっと)、menos(より少なく)、tão(同じくらい)を置き、比べる相手をdo queかquantoで続けます。形容詞に比較のための語尾は付かず、いつもどおり主語の性と数に合わせます。

形容詞の比較級(mais・menos・tão)
種類形意味
優等比較級mais+形容詞+do que……より〜だ
劣等比較級menos+形容詞+do que……ほど〜でない
同等比較級tão+形容詞+quanto……と同じくらい〜だ

詳しい説明と練習問題は形容詞の比較級(mais・menos・tão)にあります。

形容詞の最上級(o mais)

最上級は、「クラスで一番背が高い」「町で一番古い」のように、ある範囲の中で一番であることを言う形です。ポルトガル語では、「形容詞の比較級」のmais+形容詞の前に定冠詞を置き、範囲をdeで示します。

形容詞の最上級(o mais)
種類形例
一番〜だ定冠詞+mais+形容詞(+de)A Ana é a mais alta da turma.(アナはクラスで一番背が高いです)
一番〜でない定冠詞+menos+形容詞(+de)Este é o quarto menos caro do hotel.(これはホテルで一番安い部屋です)

詳しい説明と練習問題は形容詞の最上級(o mais)にあります。

代名詞

「あなた」の言い方(formas de tratamento)

ポルトガル語で相手を「あなた」と呼ぶ言い方は、相手との関係で変わります。対等な人や親しい人にはvocê、年齢や地位が上の人にはo senhorやa senhoraを使います。

「あなた」の言い方(formas de tratamento)
相手言い方例
対等な人、親しい人(男女とも)vocêVocê é dentista?
年齢や地位が上の男性o senhorO senhor é dentista?
年齢や地位が上の女性a senhoraA senhora é dentista?

詳しい説明と練習問題は「あなた」の言い方(formas de tratamento)にあります。

指示詞(este・esse・aquele)

指示詞は「この」「その」「あの」と、目の前のものを指す単語です。ポルトガル語には、este、esse、aqueleの3つがあり、話し手と相手から見た距離で選びます。

指示詞(este・esse・aquele)
名詞este(自分の近く)esse(相手の近く)aquele(両者から遠い)
男性・単数esteesseaquele
女性・単数estaessaaquela
男性・複数estesessesaqueles
女性・複数estasessasaquelas

詳しい説明と練習問題は指示詞(este・esse・aquele)にあります。

疑問詞(palavras interrogativas)

疑問詞は「どこ」「誰」「何」のように、知りたい情報を聞くときの単語です。ポルトガル語では、疑問詞を文の頭に置き、そのあとに普通の語順で文を続けます。

疑問詞(palavras interrogativas)
疑問詞意味例
ondeどこ(場所)Onde está a escola?(学校はどこですか)
aondeどこへ(行き先)Aonde vocês vão hoje?(あなたたちは今日どこへ行きますか)
de ondeどこから・どこのDe onde você é?(あなたはどこの出身ですか)
quem誰Quem é aquela médica?(あの医者は誰ですか)
o que何O que você come hoje?(あなたは今日何を食べますか)
que+名詞どんな〜・何の〜Que fruta você come?(あなたはどんな果物を食べますか)
qualどれ・どちら・何Qual é o seu telefone?(あなたの電話番号は何番ですか)
quandoいつQuando é a aula?(授業はいつですか)
comoどう・どのようにComo é a sua casa?(あなたの家はどんな感じですか)
quantoいくら・いくつQuanto custa este livro?(この本はいくらですか)
por queなぜPor que você estuda português?(あなたはなぜポルトガル語を勉強しますか)

詳しい説明と練習問題は疑問詞(palavras interrogativas)にあります。

再帰代名詞(me・se・nos)

再帰代名詞は、動作の向かう先が主語自身であることを示す代名詞です。例えばlevantarは「(人や物を)起こす」ですが、再帰代名詞を付けたlevantar-seは「自分を起こす」、つまり「起きる」の意味になります。

再帰代名詞(me・se・nos)
主語再帰代名詞
eume
você/ele/elase
nósnos
vocês/eles/elasse

詳しい説明と練習問題は再帰代名詞(me・se・nos)にあります。

前置詞の後に続く人称代名詞(mim・comigo・conosco)

para(〜に・〜のために)、de(〜の・〜について)、com(〜と)などの前置詞のあとに「私」「あなた」「彼」を置くとき、ほとんどの人称代名詞は主語のときと同じ形を使います。形が変わるのは「私」だけで、euはmimになります。

前置詞の後に続く人称代名詞(mim・comigo・conosco)
主語の形de・para・porなどのあとcomのあと
eumimcomigo
você / ele / elavocê / ele / elacom você / com ele / com ela
nósnósconosco
vocês / eles / elasvocês / eles / elascom vocês / com eles / com elas

詳しい説明と練習問題は前置詞の後に続く人称代名詞(mim・comigo・conosco)にあります。

関係代名詞que(pronome relativo)

関係代名詞queは、名詞のすぐあとに置いて、その名詞を説明する文をつなぐ語です。説明を受ける名詞は先行詞といいます。

関係代名詞que(pronome relativo)
2つの文1つにした文日本語
A moça trabalha na padaria. / A moça é minha vizinha.A moça que trabalha na padaria é minha vizinha.パン屋で働いている女性は私の隣人です
Eu comprei a bolsa no sábado. / A bolsa é azul.A bolsa que eu comprei no sábado é azul.私が土曜日に買ったかばんは青いです
Ela fez o bolo. / O bolo estava delicioso.O bolo que ela fez estava delicioso.彼女が作ったケーキはおいしかったです

詳しい説明と練習問題は関係代名詞que(pronome relativo)にあります。

目的語となる人称代名詞(me・o・lhe)

目的語となる人称代名詞は、「私を」「彼女に」のように、動詞の目的語になる人やものを指す代名詞です。「〜を」に当たる直接目的語と、「〜に」に当たる間接目的語で形が分かれるのは3人称だけで、me・te・nosはどちらにも使います。

目的語となる人称代名詞(me・o・lhe)
目的語名詞で言った文代名詞にした文
直接目的語(〜を)Eu conheço a Ana.Eu a conheço.
間接目的語(〜に)Eu mandei uma carta para o João.Eu lhe mandei uma carta.

詳しい説明と練習問題は目的語となる人称代名詞(me・o・lhe)にあります。

dele・dela(彼の・彼女の)

ブラジルの会話で「彼の」「彼女の」と言うときは、前置詞deと主語の代名詞ele・elaがくっついたdele・delaを使い、名詞のあとに置きます。複数の持ち主にはdeles・delasを使います。

dele・dela(彼の・彼女の)
持ち主de+代名詞日本語
ele(男性1人)de+ele → dele彼の
ela(女性1人)de+ela → dela彼女の
eles(男性たち、男女まじり)de+eles → deles彼らの
elas(女性たち)de+elas → delas彼女たちの

詳しい説明と練習問題はdele・dela(彼の・彼女の)にあります。

a gente(私たち)

a genteは、ブラジルの会話でnósの代わりによく使う「私たち」です。意味は「私たち」ですが、動詞はnósの形ではなく、eleやelaと同じ3人称単数の形にします。

a gente(私たち)
時制nósa gente
現在形(falar)nós falamosa gente fala
現在形(ir)nós vamosa gente vai
完全過去(comer)nós comemosa gente comeu
不完全過去(morar)nós morávamosa gente morava
過去完了(sair)nós tínhamos saídoa gente tinha saído

詳しい説明と練習問題はa gente(私たち)にあります。

動詞

文の基本構造と動詞ser(verbo ser)

ポルトガル語の文は、主語のすぐあとに動詞を置くのが基本です。serは「〜です」「〜である」にあたる動詞で、主語に合わせて4つのつづりに変わります。

文の基本構造と動詞ser(verbo ser)
元の形主語とserのつづり日本語
ser(〜です・である)→ eueu sou私は〜です
ser → você/ele/elavocê/ele/ela éあなたは・彼は・彼女は〜です
ser → nósnós somos私たちは〜です
ser → vocês/eles/elasvocês/eles/elas sãoあなたたちは・彼らは・彼女たちは〜です

詳しい説明と練習問題は文の基本構造と動詞ser(verbo ser)にあります。

動詞ter(verbo ter)

terは「持っている」にあたる動詞です。ものだけでなく、家族や友だち、ペットがいることを言うときにも使います。

動詞ter(verbo ter)
元の形主語とterのつづり日本語
ter(持っている)→ eueu tenho私は持っている
ter → você/ele/elavocê/ele/ela temあなたは・彼は・彼女は持っている
ter → nósnós temos私たちは持っている
ter → vocês/eles/elasvocês/eles/elas têmあなたたちは・彼らは・彼女たちは持っている

詳しい説明と練習問題は動詞ter(verbo ter)にあります。

動詞estarとserの違い(verbo estar)

estarはserと同じく「〜です」にあたる動詞ですが、気持ちや体の状態のように、今の一時的な状態を言うときに使います。serは人やものの性質や特徴を言うときに使います。

動詞estarとserの違い(verbo estar)
元の形主語とestarのつづり日本語
estar(〜の状態である)→ eueu estou私は〜の状態です
estar → você/ele/elavocê/ele/ela estáあなたは・彼は・彼女は〜の状態です
estar → nósnós estamos私たちは〜の状態です
estar → vocês/eles/elasvocês/eles/elas estãoあなたたちは・彼らは・彼女たちは〜の状態です

詳しい説明と練習問題は動詞estarとserの違い(verbo estar)にあります。

規則動詞の現在形(verbos regulares)

ポルトガル語の動詞の大半は規則動詞です。原形の語尾が-ar・-er・-irのどれかで、現在形は語幹に同じ語尾を付けて作ります。

規則動詞の現在形(verbos regulares)
元の形主語とつづり日本語
falar(話す)→ eueu falo私は話します
falar → você/ele/elavocê/ele/ela falaあなたは・彼は・彼女は話します
falar → nósnós falamos私たちは話します
falar → vocês/eles/elasvocês/eles/elas falamあなたたちは・彼らは・彼女たちは話します

詳しい説明と練習問題は規則動詞の現在形(verbos regulares)にあります。

好きなものの言い方(gostar de)

「〜が好きです」は、動詞gostarにdeを付けて、gostar de+名詞、またはgostar de+動詞の原形で言います。gostarは規則動詞(-ar動詞)なので活用は前の記事と同じですが、好きな対象の前に必ずdeが付く点が日本語と違います。

好きなものの言い方(gostar de)
元の形主語とつづり日本語
gostar(好きである)→ eueu gosto私は好きです
gostar → você/ele/elavocê/ele/ela gostaあなたは・彼は・彼女は好きです
gostar → nósnós gostamos私たちは好きです
gostar → vocês/eles/elasvocês/eles/elas gostamあなたたちは・彼らは・彼女たちは好きです

詳しい説明と練習問題は好きなものの言い方(gostar de)にあります。

動詞irと縮合形a(verbo ir)

irは「行く」にあたる動詞です。不規則で、主語ごとにまったく別のつづりに変わります。

動詞irと縮合形a(verbo ir)
元の形主語とirのつづり日本語
ir(行く)→ eueu vou私は行きます
ir → você/ele/elavocê/ele/ela vaiあなたは・彼は・彼女は行きます
ir → nósnós vamos私たちは行きます
ir → vocês/eles/elasvocês/eles/elas vãoあなたたちは・彼らは・彼女たちは行きます

詳しい説明と練習問題は動詞irと縮合形a(verbo ir)にあります。

ir+不定詞の未来(verbo ir)

irのあとに動詞の原形(不定詞)を置くと、「これから〜します」「〜するつもりです」という近い未来や予定の文になります。変わるのはirだけで、不定詞は形が変わりません。

ir+不定詞の未来(verbo ir)
元の形主語とirと不定詞日本語
ir(行く)→ eueu vou+不定詞私は勉強するつもりです
ir → você/ele/elavocê/ele/ela vai+不定詞あなたは・彼は・彼女は勉強するつもりです
ir → nósnós vamos+不定詞私たちは勉強するつもりです
ir → vocês/eles/elasvocês/eles/elas vão+不定詞あなたたちは・彼らは・彼女たちは勉強するつもりです

詳しい説明と練習問題はir+不定詞の未来(verbo ir)にあります。

querer・preferir・poder(したい・できる)

querer(〜がほしい・〜したい)、preferir(好む・〜のほうがいい)、poder(〜できる)は、あとに動詞の不定詞(辞書に載っている形)を続けて、願望・好み・可能や許可を言う3つの動詞です。どれも主語に合わせて4つのつづりに変わり、あとに続く動詞は主語が変わっても不定詞のままです。

querer・preferir・poder(したい・できる)
元の形主語とquererのつづり日本語
querer(〜したい)→ eueu quero私は〜したい
querer → você/ele/elavocê/ele/ela querあなたは・彼は・彼女は〜したい
querer → nósnós queremos私たちは〜したい
querer → vocês/eles/elasvocês/eles/elas queremあなたたちは・彼らは・彼女たちは〜したい

詳しい説明と練習問題はquerer・preferir・poder(したい・できる)にあります。

saberとconhecer(知っている)

saberとconhecerは、どちらも日本語にすると「知っている」です。conhecerは、会ったことのある人、行ったことのある場所、聞いたことのある曲のように、自分で接して知っているものに使い、あとに名詞が続きます。

saberとconhecer(知っている)
元の形主語とsaberのつづり日本語
saber(知っている)→ eueu sei私は知っている
saber → você/ele/elavocê/ele/ela sabeあなたは・彼は・彼女は知っている
saber → nósnós sabemos私たちは知っている
saber → vocês/eles/elasvocês/eles/elas sabemあなたたちは・彼らは・彼女たちは知っている

詳しい説明と練習問題はsaberとconhecer(知っている)にあります。

現在進行形(estar+ジェルンディオ)

「今〜しているところです」と、話している時点で続いている動作を言うのが現在進行形です。ブラジルのポルトガル語では、動詞estarの現在形のあとに、動詞のジェルンディオ(-ndoで終わる形)を続けて作ります。

現在進行形(estar+ジェルンディオ)
元の形ジェルンディオ
trabalhar(働く)trabalhando
comer(食べる)comendo
dormir(眠る)dormindo
fazer(する)fazendo

詳しい説明と練習問題は現在進行形(estar+ジェルンディオ)にあります。

完全過去の規則動詞(pretérito perfeito)

ポルトガル語の過去形には、完全過去と不完全過去の2つがあります。完全過去は「昨日食べた」「先週買った」のように、終わった出来事を1回のこととして言う形です。

完全過去の規則動詞(pretérito perfeito)
元の形主語と完全過去のつづり日本語
falar(話す)→ eueu falei私は話しました
falar → você/ele/elavocê/ele/ela falouあなたは・彼は・彼女は話しました
falar → nósnós falamos私たちは話しました
falar → vocês/eles/elasvocês/eles/elas falaramあなたたちは・彼らは・彼女たちは話しました

詳しい説明と練習問題は完全過去の規則動詞(pretérito perfeito)にあります。

完全過去の不規則動詞(fui・tive・estive)

ir(行く)、ser(〜である)、ter(持っている)、estar(〜にいる)、poder(〜できる)、fazer(する・作る)は、完全過去で語幹ごと形が変わる不規則動詞です。どれも会話で毎日のように使います。

完全過去の不規則動詞(fui・tive・estive)
元の形主語と完全過去のつづり日本語
ir(行く)→ eueu fui私は行きました
ir → você/ele/elavocê/ele/ela foiあなたは・彼は・彼女は行きました
ir → nósnós fomos私たちは行きました
ir → vocês/eles/elasvocês/eles/elas foramあなたたちは・彼らは・彼女たちは行きました

詳しい説明と練習問題は完全過去の不規則動詞(fui・tive・estive)にあります。

不完全過去(pretérito imperfeito)

ポルトガル語の過去形には、完全過去と不完全過去の2つがあります。完全過去が「〜した」と終わったことを言うのに対し、不完全過去は「〜していた」「よく〜していた」のように、過去のある時に続いていた動作や状態を言います。

不完全過去(pretérito imperfeito)
元の形主語と不完全過去のつづり日本語
estudar(勉強する)→ eueu estudava私は勉強していた
estudar → você/ele/elavocê/ele/ela estudavaあなたは・彼は・彼女は勉強していた
estudar → nósnós estudávamos私たちは勉強していた
estudar → vocês/eles/elasvocês/eles/elas estudavamあなたたちは・彼らは・彼女たちは勉強していた

詳しい説明と練習問題は不完全過去(pretérito imperfeito)にあります。

完全過去と不完全過去の違い(pretérito perfeito・imperfeito)

完全過去は、過去のある時に終わった出来事を「〜した」と言う形です。不完全過去は、過去のある時に続いていた動作や状態を「〜していた」と言う形です。

完全過去と不完全過去の違い(pretérito perfeito・imperfeito)
元の形完全過去(点)不完全過去(線)
trabalhar(働く)・eueu trabalheieu trabalhava
comer(食べる)・nósnós comemosnós comíamos
ser(〜である)・eleele foiele era
ter(持っている)・eleseles tiverameles tinham

詳しい説明と練習問題は完全過去と不完全過去の違い(pretérito perfeito・imperfeito)にあります。

過去進行形(estava+ジェルンディオ)

過去進行形は、「電話が来たとき、私は料理をしているところだった」のように、過去のある時に動作が進んでいる最中だったことを言う形です。estarの不完全過去のestavaなどに、-ndoで終わるジェルンディオを続けて作ります。

過去進行形(estava+ジェルンディオ)
元の形過去進行形のつづり日本語
cozinhar(料理する)→ euestava cozinhando私は料理しているところだった
cozinhar → você/ele/elaestava cozinhandoあなたは・彼は・彼女は料理しているところだった
cozinhar → nósestávamos cozinhando私たちは料理しているところだった
cozinhar → vocês/eles/elasestavam cozinhandoあなたたちは・彼らは・彼女たちは料理しているところだった

詳しい説明と練習問題は過去進行形(estava+ジェルンディオ)にあります。

現在完了と過去分詞(pretérito perfeito composto)

ブラジルのポルトガル語の現在完了は、terの現在形と過去分詞を並べた形で、少し前から今まで続いていることや、最近繰り返していることを言います。日本語の「最近〜している」「このところずっと〜している」に当たります。

現在完了と過去分詞(pretérito perfeito composto)
原形過去分詞日本語
falar(話す)falado話した
trabalhar(働く)trabalhado働いた
comer(食べる)comido食べた
dormir(眠る)dormido眠った

詳しい説明と練習問題は現在完了と過去分詞(pretérito perfeito composto)にあります。

受動態(voz passiva)

「父が夕食を作ります」のように、する人を主語にした文を能動態と呼びます。される物や人を主語にして「夕食は父によって作られます」と言う文が受動態です。

受動態(voz passiva)
主語ser過去分詞por+する人
O jantarépreparadopelo meu pai
As cartasforamescritaspela Ana

詳しい説明と練習問題は受動態(voz passiva)にあります。

過去完了(tinha+過去分詞)

過去完了は、過去の2つの出来事のうち、先に終わっていたほうを言う形です。terの不完全過去のtinhaのあとに過去分詞を置いて作ります。

過去完了(tinha+過去分詞)
元の形(terの不完全過去)主語とterのつづり日本語
ter(持つ)→ eueu tinha私は〜していた
ter → você/ele/elavocê/ele/ela tinhaあなたは・彼は・彼女は〜していた
ter → nósnós tínhamos私たちは〜していた
ter → vocês/eles/elasvocês/eles/elas tinhamあなたたちは・彼らは・彼女たちは〜していた

詳しい説明と練習問題は過去完了(tinha+過去分詞)にあります。

未来形(futuro do presente)

未来形は、動詞の不定詞のうしろに-ei・-á・-emos・-ãoを付け足す、1語の未来の言い方です。falar(話す)はfalarei(私は話します)になります。

未来形(futuro do presente)
動詞(未来形)主語と未来形日本語
falar(話す)→ eueu falarei私は話します
falar → você/ele/elavocê/ele/ela falaráあなたは・彼は・彼女は話します
falar → nósnós falaremos私たちは話します
falar → vocês/eles/elasvocês/eles/elas falarãoあなたたちは・彼らは・彼女たちは話します

詳しい説明と練習問題は未来形(futuro do presente)にあります。

接続法現在の活用(presente do subjuntivo)

これまでの現在形・過去形・未来形は、起きたことや決まっていることを事実として言う形(直説法)でした。ポルトガル語には、事実を言う直説法とは別に、頭の中で思っていること、つまり願い、疑い、まだ起きていないことを言うための形があります。

動詞
-ar 動詞
eu
-e
você・ele・ela
-e
nós
-emos
vocês・eles・elas
-em
動詞
-er 動詞・-ir 動詞
eu
-a
você・ele・ela
-a
nós
-amos
vocês・eles・elas
-am

詳しい説明と練習問題は接続法現在の活用(presente do subjuntivo)にあります。

接続法現在の主な用法(subjuntivo)

接続法現在には、教科書が挙げる主な使い方が2つあります。1つは、「〜してほしい」「〜を期待する」「〜とは思わない」のように、前の動詞が願いや疑いを表すとき、que のあとの動詞に使う形です。

接続法現在の主な用法(subjuntivo)
前の動詞意味
querer que〜してほしい
esperar que〜を期待する
desejar que〜を願う
não achar que〜とは思わない

詳しい説明と練習問題は接続法現在の主な用法(subjuntivo)にあります。

前置詞

縮合形のdeとem(contração)

縮合形は、前置詞と定冠詞が1語に結びついた形です。deは「〜の」「〜から」、emは「〜に」「〜で」を表す前置詞で、あとに定冠詞のo・a・os・asが続くと、必ず結びついて1語になります。

前置詞
de(〜の)
o(男性・単数)
de + o → do
a(女性・単数)
de + a → da
os(男性・複数)
de + os → dos
as(女性・複数)
de + as → das
前置詞
em(〜に)
o(男性・単数)
em + o → no
a(女性・単数)
em + a → na
os(男性・複数)
em + os → nos
as(女性・複数)
em + as → nas

詳しい説明と練習問題は縮合形のdeとem(contração)にあります。

縮合形のporと指示詞(contração)

前置詞porのあとに定冠詞が来ると、2語が1語になってpelo・pela・pelos・pelasに変わります。前置詞deとemは、定冠詞だけでなく指示詞のeste・esse・aqueleとも結びつき、deste・nesse・daqueleのような形になります。

前置詞
por
o(男性・単数)
por + o → pelo
a(女性・単数)
por + a → pela
os(男性・複数)
por + os → pelos
as(女性・複数)
por + as → pelas

詳しい説明と練習問題は縮合形のporと指示詞(contração)にあります。

副詞

場所を示す副詞(advérbio de lugar)

場所を示す副詞は「ここに」「そこに」「あそこに」のように、ものや人のいる場所をおおまかに示す単語です。ポルトガル語には、aqui、aí、ali、láの4つがあり、話し手と相手から見た距離で選びます。

場所を示す副詞(advérbio de lugar)
副詞日本語位置文
aquiここに話し手の近くO livro está aqui.
aíそこに相手の近くO livro está aí.
aliあそこに両者から離れた場所O livro está ali.
lá向こうに両者からさらに遠い場所O livro está lá.

詳しい説明と練習問題は場所を示す副詞(advérbio de lugar)にあります。

副詞の作り方(advérbio em -mente)

形容詞のうしろに-menteを付けると、「どのように」を表す副詞になります。rápido(速い)からrapidamente(速く)、claro(はっきりした)からclaramente(はっきりと)が作れます。

副詞の作り方(advérbio em -mente)
形容詞-mente を付けた副詞日本語
realrealmente本当に
alegrealegremente陽気に
felizfelizmente幸いにも

詳しい説明と練習問題は副詞の作り方(advérbio em -mente)にあります。

否定と疑問

疑問文と否定文の作り方(pergunta e negação)

ポルトガル語の疑問文は、肯定文と語順が同じです。文字では文末の「?」、声では上がり調子で、質問だと分かります。

疑問文と否定文の作り方(pergunta e negação)
文の種類作り方例
肯定文主語+動詞Ele é de Tóquio.
疑問文同じ語順で文末に?Ele é de Tóquio?
否定文動詞の直前にnãoEle não é de Tóquio.
答え(はい)聞かれた動詞だけ、動詞のあとにsim、またはsimのあとに動詞É. / É sim. / Sim, é.
答え(いいえ)「いいえ」のnão+否定文Não, não é.

詳しい説明と練習問題は疑問文と否定文の作り方(pergunta e negação)にあります。

否定語(nada・ninguém・nunca)

「何も〜ない」「誰も〜ない」「一度も〜ない」のように、否定の意味を持つ語を否定語と言います。ポルトガル語の否定語は、動詞のあとに置くと、動詞の前にnãoが必要です。

否定語(nada・ninguém・nunca)
日本語否定語肯定の対応語
何も〜ないnadaalgo(何か)
誰も〜ないninguémalguém(誰か)
1つの〜もないnenhum・nenhumaalgum・alguma(不定形容詞)
一度も〜ない・決して〜ないnuncasempre(いつも)
AもBもないnem A nem B

詳しい説明と練習問題は否定語(nada・ninguém・nunca)にあります。

数字と時刻

曜日・日付・時刻(dias・datas・horas)

曜日は、-feiraの付く5語と、sábado・domingoの2語で7つです。日付は「数+de+月」、時刻はQue horas são?でたずねて、São(またはÉ)+数で答えます。

曜日・日付・時刻(dias・datas・horas)
曜日つづり日本語
月segunda-feira月曜日
火terça-feira火曜日
水quarta-feira水曜日
木quinta-feira木曜日
金sexta-feira金曜日
土sábado土曜日
日domingo日曜日

詳しい説明と練習問題は曜日・日付・時刻(dias・datas・horas)にあります。

数字1〜100(números)

ポルトガル語の数は、1〜20は1語ずつ覚え、21以上は「十の位+e+一の位」で組み立てます。1〜100で男女の区別があるのは1と2だけで、数える名詞の性に合わせます。

数字1〜100(números)
数つづり日本語
1um / uma男性名詞にはum、女性名詞にはuma
2dois / duas男性名詞にはdois、女性名詞にはduas
3três3つ
4quatro4つ
5cinco5つ
6seis6つ
7sete7つ
8oito8つ
9nove9つ
10dez10

詳しい説明と練習問題は数字1〜100(números)にあります。

参考にした資料

この一覧の文と表は、リンク先の各記事の冒頭と表から取っています。各記事が確かめた資料は次のとおりで、ページ単位の出典は各記事の「参考にした資料」に載せています。

  1. 車のナンバー(placa)ブラジルの車の古いナンバーを、メルコスール式に読み替えられます。
  2. 名詞の性と数(gênero e número dos substantivos)ポルトガル語の名詞の性の見分け方と、単数から複数を作る作り方が分かります。
  3. a gente(私たち)会話で「私たち」と言うa genteと、あとに続く動詞の形が分かります。
  4. 指示詞(este・esse・aquele)este・esse・aqueleを距離で選び、名詞に合わせて語尾を変える作り方が分かります。