疑問文と否定文の作り方(pergunta e negação)
2026-10-06
- 入門
- CEFR A1
ポルトガル語の疑問文は、肯定文と語順が同じです。文字では文末の「?」、声では上がり調子で、質問だと分かります。否定文は、nãoを動詞の直前に置いて作ります。入門(CEFRのA1)の範囲では、この2つの作り方と、「はい」「いいえ」の答え方を押さえれば足ります。
使う場面
相手に「〜ですか」と聞くときと、「〜ではありません」と言うときに使います。聞かれたときの「はい、そうです」「いいえ、違います」も、同じ仕組みで作ります。
- Você é dentista?(あなたは歯科医ですか)
- Sou.(はい、そうです)
- Não, não sou.(いいえ、違います)
作り方
疑問文は、肯定文の語順のまま文末に?を付けます。否定文は、動詞の前にnãoを置きます。入門の範囲の文では、主語が変わっても、nãoの位置は動詞の直前です。
| 文の種類 | 作り方 | 例 |
|---|---|---|
| 肯定文 | 主語+動詞 | Ele é de Tóquio. |
| 疑問文 | 同じ語順で文末に? | Ele é de Tóquio? |
| 否定文 | 動詞の直前にnão | Ele não é de Tóquio. |
| 答え(はい) | 聞かれた動詞だけ、動詞のあとにsim、またはsimのあとに動詞 | É. / É sim. / Sim, é. |
| 答え(いいえ) | 「いいえ」のnão+否定文 | Não, não é. |
肯定で答えるときは、聞かれた動詞を主語に合わせた形にして答える言い方がよく使われ、教科書もこれを普通の答え方としています。Sou.やÉ sim.のように動詞を言います。Sim.だけでも通じます。否定で答えるときは、nãoが2回出ます。1つ目は「いいえ」にあたるnão、2つ目は動詞を否定するnãoです。
日本語との違い
疑問文には、日本語の「か」にあたる単語がありません。語順も変わらず、書くときは「?」、話すときは声の上がり調子だけが目印です。上がり調子だけで質問になる点は、日本語の「来るの?」に近いです。
否定の位置は、日本語と逆の側にあります。日本語は「学生ではありません」と文末で否定しますが、ポルトガル語は動詞の直前にnãoを置きます。文の終わりまで聞かないと否定かどうか分からない日本語に対して、ポルトガル語は動詞の手前で否定だと分かります。
例文
各文の下に、語順とnãoの位置を書きます。
- Você é dentista?(あなたは歯科医ですか)
- é → ser・você。語順は肯定文と同じ。文末の?で疑問文になる。
- Sou.(はい、そうです)
- Sou → ser・eu。聞かれた動詞だけで答える。主語のeuは省く。
- Sou sim.(はい、そうです)
- sim → 「はい」。動詞のあとに添える。
- Não, não sou.(いいえ、違います)
- 1つ目のNão → 「いいえ」。2つ目のnão → 否定。動詞souの直前に置く。
- Ele não é de Tóquio.(彼は東京の出身ではありません)
- não → 否定。動詞éの直前に置く。
- Vocês não são jornalistas.(あなたたちは記者ではありません)
- não → 否定。動詞sãoの直前に置く。主語がvocêsでも位置は変わらない。
練習問題
正しいものを選んでください。
- Eles ( não são / são não / não é ) de Osaka.
- Você é jornalista? — ( Sou / São / Somos ).
- Nós ( não somos / somos não / não sou ) turistas.
答え
- não são(nãoは動詞の直前、主語elesに合わせてsão)
- Sou(聞かれた動詞serを、主語euに合わせて答える)
- não somos(nãoは動詞の直前、主語nósに合わせてsomos)
参考にした資料
- 級の所属: ブラジルのポルトガル語には、入門の文法を一覧にした公開資料がありません。教科書の第1課で習う項目なので、入門に置いています。
- 規則の出典: 香川正子『ニューエクスプレスプラス ブラジルポルトガル語』(白水社)第1課「疑問文の作り方とその答え方」「否定文の作り方」(p.21)