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未来形(futuro do presente)

2026年10月9日

未来形は、動詞の不定詞のうしろに-ei・-á・-emos・-ãoを付け足す、1語の未来の言い方です。falar(話す)はfalarei(私は話します)になります。会話ではすでに習ったir+不定詞をよく使い、未来形は書き言葉や改まった話し方で使います。ir+不定詞の未来との違いも、この記事で比べられます。

使う場面

案内や予定表、ニュースのような書き言葉と、改まった話し方で、これから先のことを言うときに使います。「飛行機は9時に出発します」のような予定の知らせ、「あなたは気に入るでしょう」のような、教科書が「でしょう」と訳す文にも使います。

  • O curso começará amanhã.(講座は明日始まります)
  • Você gostará desta cidade.(あなたはこの町を気に入るでしょう)
  • Nós visitaremos a escola no sábado.(私たちは土曜に学校を訪ねます)

作り方

主語に合わせて、不定詞のうしろに4つの語尾のどれかを付けます。-ar・-er・-irのどの動詞も、同じ語尾です。これまでの現在形のように語尾を取り替えるのではなく、不定詞に付け足します。

作り方
動詞(未来形)主語と未来形日本語
falar(話す)→ eueu falarei私は話します
falar → você/ele/elavocê/ele/ela falaráあなたは・彼は・彼女は話します
falar → nósnós falaremos私たちは話します
falar → vocês/eles/elasvocês/eles/elas falarãoあなたたちは・彼らは・彼女たちは話します

-erや-irで終わる動詞も、同じように付けます。

作り方
動詞(未来形)主語と未来形日本語
comer(食べる)→ eueu comerei私は食べます
comer → nósnós comeremos私たちは食べます
partir(出発する)→ você/ele/elavocê/ele/ela partiráあなたは・彼は・彼女は出発します
partir → vocês/eles/elasvocês/eles/elas partirãoあなたたちは・彼らは・彼女たちは出発します

-áにはアクセント記号、-ãoにはチルダが付き、-ei・-emosには付きません。三人称複数の-ãoは、完全過去の-aram(falaram)と形が違います。falarãoは未来、falaramは過去です。否定文は、nãoを動詞の前に置きます。

serとestar

serとestarも、不定詞にそのまま語尾を付けます。

serとestar
動詞(未来形)主語と未来形日本語
ser(である)→ você/ele/elavocê/ele/ela seráあなたは・彼は・彼女は〜になります
estar(いる)→ eueu estarei私は〜にいます

fazer・dizer・trazer

fazer・dizer・trazerは、不定詞から-zeを取って、語尾を付けます。

fazer・dizer・trazer
動詞(未来形)主語と未来形日本語
fazer(する)→ eueu farei私はします
fazer → você/ele/elavocê/ele/ela faráあなたは・彼は・彼女はします
fazer → nósnós faremos私たちはします
fazer → vocês/eles/elasvocês/eles/elas farãoあなたたちは・彼らは・彼女たちはします
dizer(言う)→ eueu direi私は言います
trazer(持ってくる)→ eueu trarei私は持ってきます

fazerの不定詞をそのまま残してeiを付けても、未来形にはなりません。-zeを取る点が、ほかの動詞との違いです。

ir+不定詞との違い

どちらも未来のことを言う形です。教科書が挙げる違いは、使う場面です。

ir+不定詞との違い
形使う場面例
ir+不定詞会話で、これからの予定や意志を言うEu vou viajar amanhã.
未来形書き言葉と、改まった話し方Eu viajarei amanhã.

友だちとの会話では、ir+不定詞を使ってください。手紙や案内文、改まったあいさつでは、未来形が自然です。

日本語との違い

日本語には未来専用の語尾がなく、「明日、行く」のように現在と同じ形で未来を言うことが多いです。ポルトガル語には未来の主な言い方が2つあり、場面で選びます(現在形で未来を言うこともあります)。会話ではir+不定詞、書き言葉と改まった話し方では未来形です。どちらも未来のことを言います。

もう1つ違うのは、作り方です。これまでに習った規則動詞の現在形や完全過去は、不定詞の語尾を取って新しい語尾に替えます。未来形は、ほとんどの動詞で不定詞を丸ごと残してうしろに語尾を付けます。falarはfalarのままで、そのあとに-eiが付きます。この記事で扱う動詞の例外は、fazer・dizer・trazerの3つで、-zeを取ります。

例文

  1. O curso começará amanhã às nove horas.(講座は明日の9時に始まります)
  2. começará → 主語o cursoは3人称単数なので-á。
  3. Eu viajarei no domingo.(私は日曜に旅行します)
  4. viajarei → euのときの-ei。viajarに付け足す。
  5. Nós visitaremos a escola no sábado.(私たちは土曜に学校を訪ねます)
  6. visitaremos → nósのときの-emos。
  7. Eles não chegarão de ônibus.(彼らはバスで着きません)
  8. chegarão → 3人称複数の-ão。nãoは動詞の前。
  9. Você gostará desta cidade.(あなたはこの町を気に入るでしょう)
  10. gostará → 3人称単数の-á。教科書は同じ形を「でしょう」と訳している。
  11. Minha mãe fará um bolo no sábado.(母は土曜にケーキを作ります)
  12. fará → fazerは-zeを取ってfar-に-á。

練習問題

正しいものを選んでください。

  1. Nós ( falaremos / falarão / falará ) com o professor amanhã.
  2. Eles ( estudará / estudarão / estudaram ) amanhã.
  3. Eu ( fazerei / farei / fiz ) o jantar amanhã.
答え
  1. falaremos(nósに合わせた-emos)
  2. estudarão(3人称複数の-ão。estudaramは完全過去)
  3. farei(fazerは-zeを取ってから-ei)

参考にした資料

  • 級の所属: ブラジルのポルトガル語には、文法を級ごとに一覧にした公開資料がありません。教科書の第19課で習う項目なので、初級(CEFRのA2)に置いています。
  • 規則の出典: 香川正子『ニューエクスプレスプラス ブラジルポルトガル語』(白水社)第19課「未来形の活用」(p.122)と、本文の単語表のserとestarの未来形(p.121)、練習問題10(p.128)