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イタリア語は​何時間かかるか、​どこから​始めるか

イタリア語は英語話者には易しく、仕事で使えるところまで授業およそ600〜750時間とされています。日本語話者の目安は、A2まで【推定】150〜300時間、B1まで350〜600時間です。

英語話者向けの​数字

Nationの『What do you need to know to learn a foreign language?』にある時間の表は、英語を母語とする人が週30時間ほどの集中授業を受けたときの数字で、1980年にPimsleurがまとめたFSIの経験にもとづいています。Nationが自分で測った数字ではないため、計画のための大まかな目安にとどまります。

この表でイタリア語はいちばん易しいグループで、評定2+まで720時間です。FSIの現在のページでは、イタリア語は区分Iで24週です。区分Iは授業552〜690時間で、週23時間の授業と17時間の自習を組み合わせています。2021〜2025年のページでは、同じ区分をILR 3まで600〜750時間と書いていました。

日本語話者の​目安

ラテン文字は、学校の英語で読めます。一方で、性、冠詞、人称の一致、動詞の体系は日本語にない仕組みです。英語の単語のおよそ60%はフランス語・ラテン語・ギリシャ語由来だとNationは書いていて、英語話者にイタリア語が易しいのはそのためでもあります。日本語話者がこの助けを受けられるのは英語を通してだけなので、英語が得意でない人には単語の距離が残ります。

東京イタリア文化会館の2018年の模擬試験案内によると、CILS/CELI/PLIDAのA1は授業およそ50〜100時間、A2はおよそ100〜150時間です。日本語のページですが、CEFRの教室時間によくある書き方です。同じページで伊検5級は「学習歴が半年〜1年程度」とあり、時間では示されていません。伊検の案内にもCILSの公式の指針にも時間の表はなく、日本の語学学校の案内に伊検5級100〜150時間といった数字があります。

下の表は、これらをもとにした【推定】です。英語話者の区分Iに、英語が使える人ならおよそ1.5倍、使えない人ならおよそ2倍を掛けています。

日本語話者の目安
到達時間根拠
CILS/伊検5級/A180〜150文化会館の教室50〜100が下限。伊検5級の半年〜1年は、1日30〜60分なら【推定】90〜180。
A2/伊検4級150〜300文化会館の教室100〜150に自習を足した幅。学校案内は200〜300。【推定】
B1/伊検3級350〜600日本語話者を測った一次資料はなく、文化会館のA2のおよそ2倍。【推定】
ILR 3/C1900〜1,400英語話者の区分I(600〜750、または552〜690)の1.5〜2倍。【推定】

文字

入門は、文字の名前と打ち方からです。学校英語のローマ字読みのままでは、電話で名前が通じません。

入門​(A1)まで

目安は【推定】80〜150時間です。いま読める級はイタリア語レベルチェックで確かめられます。段階の名前はCEFRとは(ヨーロッパ言語共通参照枠)にあります。検定なら、シエナのCILS(シエナの検定)と日本の伊検(実用イタリア語検定)です。

冠詞の入口は定冠詞(articolo determinativo)です。文法は文法の「入門」から始めます。全体の位置はイタリア語の文法マップで見られ、活用は動詞の活用で確かめられます。

初級​(A2)まで

目安は【推定】150〜300時間です。このサイトの文法は、この初級までを扱っています。

文法の初級は、同じ文法の「初級」です。活用は活用の練習、例文の穴埋めはイタリア語の穴埋め問題、数は数の練習で練習できます。冠詞を飛ばさない読み方は、冠詞を飛ばさず、一文を読むで説明しているとおりです。

この​サイトの​先

レベルチェックでは伊検3級まで測れます。理解度チェックは級で分けず、いま聞き取れる材料の段階を見るものです。

その先の目安は、B1/伊検3級まで【推定】350〜600時間、ILR 3まで900〜1,400時間です。英語が得意でない人は、幅の上のほうで見てください。

いま読める級はイタリア語レベルチェックで確かめられます。

参考に​した​資料