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CILS(シエナの検定)

2026-09-22

CILS(チルス)は、シエナ外国人大学(Università per Stranieri di Siena)が実施する、イタリア政府認定のイタリア語の検定です。この記事では、東京の会場と6つの級の目安、このサイトの文法の系列が沿うA1・A2の一覧を扱います。

誰が​作り、​どこで​受けられるか

問題を作り、級を判定するのはシエナ外国人大学です。東京のイタリア文化会館(Istituto Italiano di Cultura di Tokyo)は、イタリア外務省に属する機関で、日本におけるイタリア文化の普及を目的として活動しています。同館の案内では、イタリア政府認定イタリア語検定試験の実施として「CILS:シエナ外国人大学主催」とあります。

受験対象は、イタリア以外の国籍を持つ人、イタリア以外の国で生活する在外イタリア人(イタリア系2世、3世など)、イタリアへの移民者です。受験資格はとくにありません。試験日程などの詳細は、イタリア文化会館のイタリア語検定試験の案内を見てください。日本での受験者数は、同館の案内には出ていません。

6つの​級

CILSは基礎から最上級まで6つの級に分かれています。イタリア文化会館が掲げる目安は次のとおりです。A1とA2には問題に使われる単語の数も出ています。UNOから上の級では、授業時間の目安だけが書いてあります。

目安授業時間単語
A1基礎約50–100時間約850(うち基本600)
A2初級約100–150時間約1200(うち基本700)
UNOB1)中級約150時間(案内に数字なし)
DUEB2)中上級約250–300時間(案内に数字なし)
TREC1)上級約400–500時間(案内に数字なし)
QUATTROC2)最上級約750–1000時間(案内に数字なし)

A1は自己紹介や他者の紹介ができ、個人的な話題(どこに住んでいるか、何を持っているか等)について質問し回答できる段階です。問題に使われる単語は約850で、うち600は基本の単語です。イタリア語の授業を約50–100時間受講したレベル、とあります。

A2は身近な話題(例えば家族、買い物、仲間、場所、仕事等)に関する言い回しや表現を理解し使うことができる段階です。問題に使われる単語は約1200で、うち700は基本の単語です。イタリア語の授業を約100–150時間受講したレベル、とあります。

UNOB1)は、日常生活のなかで頻繁に遭遇する場面で適切な言葉が使え、イタリア旅行が問題なくできる段階です。イタリア語の授業を約150時間受講したレベル、とあります。DUEB2)は、日常生活のより広範囲な場所で用が足り、勉強や仕事において的確に意志の伝達ができる段階です。イタリア語の授業を約250–300時間受講したレベルで、合格者はイタリアの大学入学時のイタリア語試験を免除されます。TREC1)は、日常生活のみならず公の場面や仕事でも状況に適したイタリア語を使いながら意志の疎通ができ、イタリアの機関や企業等と口頭および書面で交渉することができる段階です。イタリア語の授業を約400–500時間受講したレベル、とあります。QUATTROC2)は、公式・非公式のあらゆる状況だけでなく、仕事上でもコミュニケーションがとれる段階です。ネイティブスピーカーと同等の能力を求めるものではありませんが、イタリア語を自由自在に使いこなす語学力が必要です。イタリア語の授業を約750–1000時間受講したレベル、とあります。

このサイトではA1を入門、A2を初級の目安にしています。イタリア文化会館のA1の見出しは「基礎」です。

A1とA2の​文法の​一覧

このサイトの文法の系列は、CILSA1とA2の文法の一覧に沿っています。A2の産出(自分で作る)レベルの一覧は、A1で求めた項目の上に乗ると書いてあります。「Oltre alle strutture previste nel livello A1」(A1の級で定められた項目に加えて)。続けて、名詞と形容詞の一致、目的語の代名詞、基数詞と序数詞、前置詞と定冠詞の結合、規則動詞とよく使う不規則動詞近過去半過去などが並びます。

A1の一覧は、定冠詞不定冠詞名詞の性と数essereavere、規則動詞の現在と近過去、命令法tuvoiなど、入門の系列が扱う項目です。受容(読んで分かる)と産出(自分で作る)で求める範囲が違う行があります。各項目の記事の「参考にした資料」に、その行を引いてあります。

参考に​した​資料

  • イタリア文化会館「イタリア語検定試験」A1「基礎」、授業時間約50–100時間、単語約850(うち基本600)。A2「初級」、約100–150時間、約1200(うち基本700)。UNOB1)約150時間、DUEB2)約250–300時間、TREC1)約400–500時間、QUATTROC2)約750–1000時間(2026-09-22閲覧)
  • イタリア文化会館「私たちについて」「イタリア政府認定イタリア語検定試験の実施。CILS:シエナ外国人大学主催」(2026-09-22閲覧)
  • CILS A2 Sillabo delle strutture morfosintattiche(シエナ外国人大学が実施するイタリア語検定CILSの、A2で出る文法の一覧)産出レベル「Oltre alle strutture previste nel livello A1, è richiesto l'uso dei seguenti elementi e forme della lingua italiana」(2026-09-22閲覧)
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