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avereと​「持っている」​「〜が​ある」

入門 2026-09-21

avereは持ち物や家族がいることを言うとき、年齢や体の状態を言うときにも使う動詞です。essereと同じく語尾が主語を示すので、主語人称代名詞を省くのが普通です。入門(CEFRA1)の範囲では、6つの人称の作り方と、持っている物・家族・年齢・体の状態を言う場面を押さえれば足ります。

どんな​ときに​使うか

avereは持ち物や家族がいることを言うとき、年齢や体の状態を言うときに使います。「持っている」「〜がいる」は日本語では別の動詞ですが、イタリア語ではどちらもavereで表します。「〜歳です」に聞こえる年齢の言い方も、イタリア語では年数を持つという言い方でavereを使います。お腹が空いた、のどが渇いたという体の状態も、avereのあとにfame(空腹)やsete(渇き)を置いて言い、眠い・寒い・暑いという体の状態もsonnofreddocaldoを置いて同じ形で言います。日本語では「眠い」「寒い」は形容詞ですが、イタリア語では名詞をavereのあとに置く決まった言い方になります。

  • Ho un fratello.(私には兄弟が1人います)
  • Ho ventidue anni.(私は22歳です)
  • Ho fame.(お腹が空きました)
  • Ho sete.(のどが渇きました)
  • Ho sonno.(眠いです)

作り方

avereは不規則な動詞で、6つの人称ごとに語尾が変わります。色の付いた部分がavereの現在形です。hohaihaのように単語ごと変わるので、語尾でなく単語のまま覚えます。

元の形主語に合わせた語尾日本語
avere(持つ・〜がある)→ ioho持っている(私は)
averetuhai持っている(あなたは)
averelui/leiha持っている(彼・彼女は)
averenoiabbiamo持っている(私たちは)
averevoiavete持っている(あなたたちは)
averelorohanno持っている(彼らは)

hohaihahannohは発音しない文字で、書き分けのためだけに付きます。主語人称代名詞は語尾から主語が分かるので、essereのときと同じく省くのが普通です。avere fameavere seteのように、体の状態を言う決まった言い方も同じ語尾変化を使います。

日本語とのちが​い

語尾が主語を示す点はessereと同じで、日本語が文脈で主語を省くのに近い感覚です。Ho fame.のようにhoが文にあれば、io(私)を言わなくても主語が「私」だと伝わります。

一方、「持っている」と「〜がいる」「〜がある」が同じavereにまとまる点は、日本語にない現象です。日本語では「本を持っている」「兄弟がいる」「時間がある」のように動詞を使い分けますが、イタリア語では人や物が主語のそばにあるという意味であれば、どれもavereで表します。ただし「そこに〜がある」のように場所を主語にして存在だけを言う文はc'è(別の記事で扱います)を使い、avereとは作り方が違います。

もう1つ、avere sonnoavere freddoのように、日本語なら形容詞1語で言う体の状態を、イタリア語ではavereと名詞を組み合わせた決まった言い方で表す点も日本語にない現象です。「眠い」にあたる形容詞は探さず、avereのあとにsonnoを置く言い方をそのまま覚えるのが早道です。

例文

各文の下に、単語ごとに「どの語尾か」と「なぜその語尾か」を書きます。

  1. Ho una sorella.(私には姉妹が1人います)
  2. Hoavereio(省略される主語は私)。「持っている」の感覚で家族がいることを言う。
  3. sorella → 名詞・女性・単数。「姉」も「妹」も同じ単語で、年齢の上下は言い分けない。
  1. Marco ha ventidue anni.(マルコは22歳です)
  2. haaverelui(彼)。「〜歳です」もavereを使い、直訳すると「22年を持つ」になる。
  3. anniannoの複数形。数が2以上なので複数になる。
  1. Noi abbiamo fame.(私たちはお腹が空いています)
  2. abbiamoaverenoi(私たち)。avere fameで「お腹が空いている」という決まった言い方。
  3. fame → 女性名詞・単数。冠詞を付けずavereのすぐあとに置く決まった形。
  1. Gli studenti hanno una lezione oggi.(学生たちは今日授業があります)
  2. hannoavereloro(彼ら)。物ではなく予定についても「〜がある」と言うときはavereを使う。
  3. Gli studenti → 定冠詞(articolo determinativo)の記事で見た形。glis+子音で始まる男性名詞の複数に付く。
  1. Anche io ho un gatto.(私も猫を1匹飼っています)
  2. hoavereio。ここでは省略せずioを書いて「私も」を強調する。
  3. un gatto → 不定冠詞un+gatto(猫・男性・単数)。初めて話に出す1匹なので不定冠詞。

練習問題

正しいものを選んでください。

  1. Marcoho / hai / haun fratello.
  2. Noiabbiamo / avete / hannomolta fame.
  3. Ioho / hai / hatrenta anni.
答え
  1. ha(主語がMarcoで3人称単数)
  2. abbiamo(主語がnoi
  3. ho(主語がio

参考に​した​資料

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