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線過去と、点過去との使い分け(pretérito imperfecto)

2026年10月13日

De niño, vivía en Osaka.は「子どものころ、私は大阪に住んでいました」という意味です。vivíaはvivir(住む)の線過去で、過去に続いていたことや、繰り返していたことを言う形です。終わったできごとを言う点過去と組み合わせて、過去の話を組み立てます。

使う場面

子どものころの習慣、昔の様子、何かが起きたときにしていた最中のことを話すときに使います。

  • De niño, jugaba al fútbol todos los días.(子どものころ、私は毎日サッカーをしていました)
  • La casa era grande.(その家は大きかった)
  • Cuando llegué, mis padres veían la tele.(私が着いたとき、両親はテレビを見ていました)

作り方

規則動詞

-ar動詞は-aba、-erと-irの動詞は-íaで始まる語尾を付けます。点過去や現在形で不規則なtenerやdecirも、線過去は規則どおりです。

規則動詞
主語hablar(話す)comer(食べる)vivir(住む)
yohablabacomíavivía
túhablabascomíasvivías
él/ella/ustedhablabacomíavivía
nosotros/nosotrashablábamoscomíamosvivíamos
vosotros/vosotrashablabaiscomíaisvivíais
ellos/ellas/ustedeshablabancomíanvivían

yoとél/ellaの形は同じです。どちらの主語かは、文脈か主語の代名詞で示します。-erと-irの語尾のíには、いつもアクセント記号を付けます。

不規則なのはir・ser・verの3つだけ

線過去で不規則な動詞は、ir、ser、verの3つです。

不規則なのはir・ser・verの3つだけ
主語ir(行く)ser(〜である)ver(見る)
yoibaeraveía
túibaserasveías
él/ella/ustedibaeraveía
nosotros/nosotrasíbamoséramosveíamos
vosotros/vosotrasibaiseraisveíais
ellos/ellas/ustedesibaneranveían

点過去と線過去の使い分け

点過去は、始まりと終わりのある1回のできごととして過去を見ます。線過去は、その時点で続いていたこととして見ます。同じ「〜した」「〜していた」でも、話し手がどちらとして見ているかで選びます。

点過去と線過去の使い分け
線過去を使う点過去を使う
繰り返していた習慣(Iba a la playa todos los veranos.)1回のできごと(Fui a la playa el verano pasado.)
様子・背景(Hacía sol.)起きたこと(Empezó a llover.)
途中だった動作(Veían la tele...)その途中に起きたこと(...cuando llegué.)
時刻・年齢(Eran las dos. Tenía diez años.)区切られた期間(Viví tres años en Lima.)

物語では、線過去で場面を描き、点過去で話を進めます。Era de noche y llovía. De repente, sonó el teléfono.(夜で、雨が降っていた。突然、電話が鳴った)では、era・llovíaが場面、sonóが起きたことです。

時刻は、点過去ではなく線過去で言います。Eran las tres y cuarto.(3時15分でした)のように、serの線過去を使います。

日本語との違い

日本語の「〜ていた」は、線過去と同じく「続いていたこと」を言いますが、使い分けはぴったり重なりません。「リマに3年住んでいた」は日本語では「〜ていた」が自然ですが、3年で終わった期間なので、スペイン語は点過去でViví tres años en Lima.と言います。

逆に、日本語の「子どものころ、毎年海に行った」は「〜た」ですが、繰り返していた習慣なので、スペイン語は線過去のIba a la playaです。日本語の「た」「ていた」ではなく、1回で区切れるかどうかで選びます。

例文

  1. De niño, vivía en Osaka.(子どものころ、私は大阪に住んでいました)
  2. 子どものころずっと続いていたことなので、線過去です。
  1. Todos los días tomábamos el autobús.(毎日、私たちはバスに乗っていました)
  2. todos los díasがあり、繰り返していた習慣です。
  1. Era un día muy bonito.(とてもいい日でした)
  2. 場面の様子なので、serの線過去eraを使います。
  1. Cuando llegué, mis padres veían la tele.(私が着いたとき、両親はテレビを見ていました)
  2. lleguéが起きたこと、veíanがそのとき続いていたことです。
  1. Mientras cocinaba, escuchaba la radio.(料理をしている間、私はラジオを聞いていました)
  2. mientras(〜している間)で、同時に続いていた2つの動作を言っています。
  1. Eran las once cuando salimos.(私たちが出かけたのは11時でした)
  2. 時刻はeranの線過去、出かけたことはsalimosの点過去です。
  1. Iba al cine los sábados.(私は土曜日ごとに映画館に行っていました)
  2. irの線過去です。los sábadosで繰り返しを示しています。

練習問題

正しいものを選んでください。

  1. De niño, yo ( jugaba / jugué / juego ) al fútbol todos los días.
  2. Ayer, cuando ( llegaba / llegué / llego ) a casa, mi hermano dormía.
  3. ( Fueron / Eran / Son ) las tres de la tarde.
答え
  1. jugaba(毎日の習慣なので線過去)
  2. llegué(ayerの1回のできごとで、その途中に起きたことなので点過去)
  3. Eran(過去の時刻は線過去)

参考にした資料

  • 福嶌教隆『ニューエクスプレスプラス スペイン語』(白水社)第13課「直説法線過去(規則動詞)」p.92、「直説法線過去(不規則動詞)」「点過去と線過去」p.93(2026-10-13閲覧)
  • Instituto Cervantes, Plan curricular, Gramática A1–A2「9.1.2 Pretérito imperfecto」(2026-10-13閲覧)