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語幹と​語尾

2026-09-23

語幹は動詞の見出しの形(不定詞)から-are-ere-ireを取った部分、語尾はそこに付く部分です。parlare(話す)の語幹はparl、語尾は-areです。動詞を主語に合わせて変えるとき、変わるのは語尾のほうで、語幹はそのまま残ります。このサイトの表で色を付けている部分は、たいてい語尾にあたります。動詞の意味を運ぶのは語幹のほうで、語尾は主語や時制、叙法を示す役目を持ちます。

不定詞とは

不定詞は、辞書に載っている形です。イタリア語の動詞は、辞書にparlare(話す)・prendere(取る)・dormire(眠る)のように-are-ere-ireで終わる形で載っています。動詞の見出しがこの3つのどれで終わるかによって、-are動詞-ere動詞-ire動詞という3つのグループに分かれ、語尾の変え方も変わります。見出しの形から語尾を取り除いた部分が語幹です。イタリア語の動詞は、この3つのグループのどれかに必ず入り、新しく作られる動詞もほとんどが-are動詞になります。

parlareで​見る語幹と​語尾

parlare(話す)は、語幹parlに語尾-areが付いた形です。主語がioなら語尾をoに変え、parloになります。tuならinoiならiamoというように、語幹parlはそのままで、語尾のほうだけが主語ごとに変わります。

元の形語幹+語尾日本語
parlare(話す)parl + are話す
parlo(→ ioparl + o話す(私は)
parli(→ tuparl + i話す(あなたは)

-ere動詞や-ire動詞も同じ考え方です。prendere(取る)の語幹はprenddormire(眠る)の語幹はdormで、語尾-ere-ireを取り除くとその形が残ります。「規則動詞の現在形」の記事で見たprendodormoも、語幹はそのまま、語尾だけが変わった形です。

iを​保つ動詞

cominciare(始める)やmangiare(食べる)の語幹は、-areを取ったcomincimangiで、最後にiがあります。この語幹に、tuinoiiamoのように-iで始まる語尾を付けると、語幹の最後のiと語尾のiが重なります。イタリア語のつづりでは、この重なったiを1つにまとめます。cominciaretuは、語幹cominciに語尾iをそのまま重ねたcomincii(重複あり)ではなく、iを1つにまとめたcominciになります。mangiarenoiも同じ理由で、mangiiamoではなくmangiamoになります。cercare(探す)やpagare(払う)も、tunoiの前でcerchipaghiamoのようにつづりが変わりますが、これは子音の音を保つためにhを入れる別の現象で、語幹にiがあるかどうかとは関係ありません。

ほかの​時制でも​語幹は​同じ

語幹は現在形だけのものではありません。「半過去の作り方」で見たparlavo(私は話していた)も、「命令法tuvoi」で見たParla!(話して!)も、語幹parlはそのままで、語尾のほうだけがその時制・叙法に合わせて変わります。「規則動詞の現在形(-ere-ire-isc-)」で見たfinisco(私は終える)も、語幹finはそのままで、iscoという長い語尾が付いた形です。語幹と語尾という分け方を知っておくと、動詞の形がいくつ変わっても、変わっているのは語尾だけだという見方ができます。

語幹自体が​変わる​動詞も​ある

すべての動詞が、parlareのように語幹をそのまま保つわけではありません。「よく使う不規則動詞の現在形」で見たandare(行く)は、vadovaivaandiamoandatevannoのように、人称によって語幹自体の形が変わります。この記事で扱う語幹・語尾という分け方は、parlareprendereのような規則動詞にそのまま当てはまり、不規則動詞では語幹の変化まで含めて1つずつ覚える必要があります。

練習問題

  1. parlare(話す)の語幹はどれですか。
  2. cominciaretuの形は、正しくはcominciicominciのどちらですか。
  3. 語幹を取り出すもとになる、辞書に載っている形を何と言いますか。
答え
  1. parl
  2. cominciiを重ねずに1つにする)、
  3. 不定詞

参考に​した​資料

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