主語の代名詞とser(pronombres personales sujeto y el verbo ser)
2026-10-06
- 入門
- CEFR A1
yo, tú, él…は、「私は」「君は」のように主語を示す代名詞です。serは、その主語に合わせて形が変わる動詞で、「〜です」「〜である」にあたります。入門(CEFRのA1)の範囲では、主語の代名詞6組、serの6つの形、túとustedの使い分けを押さえれば足ります。
使う場面
自分や相手、ほかの人について「〜です」と言うときに、serを使います。名前、職業、出身、人の種類を言う文の中心になる動詞です。自己紹介の最初の文には、Soy Ana.やSoy estudiante.のように、serをよく使います。
主語の代名詞は、ふつう省きます。動詞の形で主語が分かるからです。特に言いたいとき(「私は日本人で、君はペルー人」のように比べるとき)だけ、yoやtúを言います。
- Soy estudiante.(私は学生です)
- Eres médico.(君は医者です)
- Somos de Cuba.(私たちはキューバの出身です)
作り方
主語の代名詞は次の表のとおりです。
| 人称 | 単数 | 複数 |
|---|---|---|
| 1人称 | yo(私) | nosotros / nosotras(私たち) |
| 2人称 | tú(君) | vosotros / vosotras(君たち) |
| 3人称 | él(彼)、ella(彼女)、usted(あなた) | ellos / ellas(彼ら・彼女ら)、ustedes(あなた方) |
nosotros / vosotros / ellosは、男性だけの集団か、男女がまじった集団に使います。女性だけの集団には、nosotras / vosotras / ellasを使います。
2人称は2種類あります。tú(君)は家族や友人などの親しい相手に、usted(あなた)は初対面の人や目上の人に使います。ustedは形の上では3人称で、él・ellaと同じ動詞の形を使います。複数の「君たち」はvosotros、「あなた方」はustedesです。usted・ustedesは、Ud.・Uds.と短く書くこともあります。
serは、6つの形を1つずつ覚える動詞です。色の付いた部分がserの形です。
| 元の形 | 主語とserの形 | 日本語 |
|---|---|---|
| ser(〜である)→ yo | yo soy | 私は〜です |
| ser → tú | tú eres | 君は〜です |
| ser → él/ella/usted | él/ella/usted es | 彼は・彼女は・あなたは〜です |
| ser → nosotros/nosotras | nosotros/nosotras somos | 私たちは〜です |
| ser → vosotros/vosotras | vosotros/vosotras sois | 君たちは〜です |
| ser → ellos/ellas/ustedes | ellos/ellas/ustedes son | 彼らは・彼女らは・あなた方は〜です |
serは、辞書に載っている形(不定詞)です。文では、主語に合わせてこの6つの形のどれかにします。「〜です」の後ろには、名詞か、de+出身地を置きます。職業を言うときは、soy estudianteのように冠詞を付けません。
日本語との違い
動詞が主語に合わせて6つに変わるのは、日本語にない仕組みです。日本語の「です」は、「私は」でも「彼らは」でも同じです。スペイン語のserは、soy / eres / es / somos / sois / sonと変わります。
主語を省く習慣は、日本語に近いところがあります。日本語も「(私は)学生です」と主語を言いません。スペイン語では、soyと言えば主語が「私」だと分かるので、yoを言わないほうがふつうです。
túとustedの使い分けは、日本語の「だ」と「です」の使い分けに似ています。親しい相手にはtúを使い、初対面の相手にはustedを使います。ustedは、主語を言うほうが丁寧に聞こえます。誰のことか分かるときは、省くこともできます。
このサイトの記事は、スペインのスペイン語に従っています。スペインでは、vosotrosを「君たち」として使います。ラテンアメリカの国々では、vosotrosと、それに合う動詞の形(sois)は使わず、「君たち」にもustedesを使います。
例文
各文の下に、serの形と、主語の組み合わせを書きます。
- (Yo)soy estudiante.(私は学生です)
- soy → yoのときのserの形。yoは省ける。職業のestudianteに冠詞は付けない。
- Eres profesor.(君は先生です)
- Eres → túのときのserの形。親しい相手に使う。
- Ana es médica.(アナは医者です)
- es → ella(3人称単数)のときのserの形。主語がAnaという名前なので、代名詞は言わない。
- Usted es de Perú.(あなたはペルーの出身です)
- es → ustedのときのserの形。ustedは3人称なので、él・ellaと同じesを使う。de Perúで出身を言う。
- (Nosotros)somos amigos.(私たちは友人です)
- somos → nosotros(私たち)のときのserの形。
- Ellas son de México.(彼女たちはメキシコの出身です)
- son → ellas(3人称複数)のときのserの形。ellosやustedesのときも同じ。
練習問題
正しいものを選んでください。
- Yo ( soy / eres / es ) profesora.
- Nosotros ( son / somos / sois ) de España.
- Ellos ( es / somos / son ) estudiantes.
答え
- soy(yoのときのserの形)
- somos(nosotrosのときのserの形)
- son(ellosのときのserの形)
参考にした資料
- 福嶌教隆『ニューエクスプレスプラス スペイン語』(白水社)第1課「主語の代名詞」「ser(〜である)直説法現在」pp.20–21(2026-10-06閲覧)
- Instituto Cervantes, Plan curricular, Gramática A1–A2「pronombre sujeto」「ser sin adjetivo」(2026-10-04閲覧)