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案内文の​読み方​(testi informativi)

2026-09-27

CILSのA1・A2の読解試験は、精読ではなく拾い読みを求めます。A1のシラバスは、出題する文章の種類を「Annunci pubblici, manifesti pubblicitari, dépliant, istruzioni, opuscoli informativi, brevi racconti」(公共の掲示、広告のポスター、案内のちらし、使い方の説明、案内の小冊子、短い物語)と挙げ、新聞・サイト・公共の掲示・説明書を書き直した300〜400語の文章を3問30分で読ませます。A2はここに「brevi articoli di giornale」(短い新聞記事)と「lettere」(手紙)が加わり、500〜600語を3問40分で読みます。

出題される​文章の​種類

出題される文章の種類
表示意味注記
annunci pubblici公共の掲示駅・役所の掲示
manifesti pubblicitari広告のポスター街の広告
dépliant案内のちらし観光案内など
istruzioni使い方の説明説明書・薬の注意書き
opuscoli informativi案内の小冊子くわしい説明
brevi racconti短い物語A1から出題
brevi articoli di giornale短い新聞記事A2から追加
lettere手紙A2から追加

新聞記事と手紙がA2から加わるのは、A1より長く複雑な文章を読ませるためです。手紙を読む練習がA2から始まるのは、CILSが手紙を書く出題もA2から加える段階と重なります。読む文章の種類が増えても、駅や役所の掲示のような短い文章はA1・A2のどちらにも共通して出ます。

出題の​形式

A1・A2とも、問題の種類そのものは同じ4種類です。CILSのシラバスは「Scelta multipla, individuazione di informazioni, abbinamento, ricostruzione di un testo」(選択、情報探し、組み合わせ、文の並べ替え)と挙げています。scelta multiplaは選択肢から選ぶ問題、individuazione di informazioniは文章の中から必要な情報を見つける問題、abbinamentoは案内文と、それに合う見出しや状況を組み合わせる問題、ricostruzione di un testoはばらばらになった文章を正しい順番に並べ替える問題です。レベルが上がって変わるのは文章の長さと種類で、問題の形式は変わりません。

出題の形式
試験出題時間
CILS A1300〜400語、選択・情報探し・組み合わせ・並べ替えの4種類、3問30分
CILS A2500〜600語、同じ4種類、3問40分

日本語との​違い

日本語の教科書は、文章を最初から最後まで読んで内容をつかむ精読の練習が多く、拾い読みの練習は後回しになりがちです。CILSの読解問題は逆で、公共の掲示や広告、説明書から必要な情報だけを探す拾い読みが中心です。ただし、案内の掲示や広告を素早く読む力そのものは、日本語で駅の掲示や広告を読むときにすでに使っている力なので、そこは日本語の経験がそのまま生きます。違うのは、イタリア語の案内文が、くだけた日本語の掲示よりも長い文で書かれることが多い点です。短い体言止めで済ませず、Leiに対する丁寧な文や、受け身の文で書かれた説明書も多いので、短い文だけを期待していると読みにくく感じます。

練習問題

正しいものを選んでください。

  1. A2から新しく加わる文章の種類は( 短い物語 / 短い新聞記事と手紙 / 公共の掲示 )。
  2. CILSの読解問題の出題形式は( 記述式 / 選択・情報探し・組み合わせ・並べ替え / 面接 )。
  3. A1の読解問題の時間は( 20分 / 30分 / 40分 )。
答え
  1. 「短い新聞記事」と「手紙」(A2のシラバスで追加)
  2. 「選択・情報探し・組み合わせ・並べ替え」(A1・A2共通の4種類)
  3. 30分(A1の読解の時間)

参考に​した​資料