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名詞の​性と​数​(genere e numero dei nomi)

2026-09-21

イタリア語の名詞にはすべて男性・女性のどちらかの性があり、単数と複数で終わりの音も変わります。性は名詞ごとに決まっていて、日本語の「本」「家」のような区別とは別の仕組みです。入門(CEFRのA1)の範囲では、よく出る終わりの音の変化パターンを覚えれば足ります。

使う​場面

名詞を1つでも文に出すときは、その名詞の性と数を意識します。性は名詞ごとに決まっていて、数は1つか複数かで変わります。どちらも後に続く冠詞や形容詞のつづりを決めます。複数のものを言うときは、名詞の終わりの音を単数から複数に変えます。日本語では「本」は1冊でも何冊でも同じ言い方ができますが、イタリア語では多くの名詞で、複数だと分かった時点で名詞の終わりの音を変えます(città、caffè、barのように変わらない名詞もあります)。一部の名詞には変化の仕方が規則から外れる例外もありますが、入門段階ではまず規則的なパターンを優先して覚えます。学校の教科書や辞書では、名詞の後ろに性を示す略号(m.やf.)が付いていることが多いので、新しい名詞を覚えるときはその略号も一緒に見る習慣をつけます。

作り方

名詞の性と、終わりの音の組み合わせで複数が決まります。色の付いた部分が複数を作る音です。

作り方
元の形複数日本語
libro(本・男性・単数)libri本(複数)
amico(友人・男性・単数)amici友人(複数)
pizza(ピザ・女性・単数)pizzeピザ(複数)
chiave(鍵・女性・単数)chiavi鍵(複数)
professore(先生・男性・単数)professori先生(複数)

男性名詞は単数の終わりがoのとき、複数でiに変わります。女性名詞は単数の終わりがaのとき、複数でeに変わります。終わりがeの名詞は男性・女性のどちらでも、複数ではiに変わります。名詞の性は多くの場合、終わりの音から見分けられますが、辞書で確認する習慣をつけると安心です。

日本語との​違い

名詞の性は日本語にない現象です。日本語には「本」や「家」を男性・女性に分ける仕組みがなく、性はイタリア語の名詞を覚えるたびに単数の終わりの音とセットで身につけていくものです。

複数の作り方も日本語とは別の仕組みです。日本語は「たち」「ら」を人にだけ付けたり、何も変えずに数だけで複数を表したりしますが、イタリア語では名詞そのものの終わりの音を変えて複数を示します。単数か複数かを、名詞を見ただけで判断できる点は、イタリア語のほうがはっきりしています。

数え方も違います。日本語では「本」を数えるときに「1冊」「2冊」のように助数詞を付けますが、イタリア語の名詞は助数詞を使わず、多くの場合は名詞自身の終わりの音を変えて数を示します。

終わりの音だけでは性を予測できない例外もあります。problema(問題)はaで終わりますが男性名詞で、il problemaのように使います。こうした例外は、出会うたびに1つずつ覚えていくのが現実的です。

例文

各文の下に、複数になった単語の元の形とその理由を書きます。

  1. Due libri.(本が2冊)
  2. libri → libroの複数。終わりがoからiに変わる。
  3. Tre amici.(友人が3人)
  4. amici → amicoの複数。終わりがoからiに変わる。
  5. Quattro pizze.(ピザが4枚)
  6. pizze → pizzaの複数。終わりがaからeに変わる。
  7. Due chiavi.(鍵が2本)
  8. chiavi → chiaveの複数。終わりがeからiに変わる。
  9. Tre professori.(先生が3人)
  10. professori → professoreの複数。終わりがeからiに変わる。
  11. Quattro studenti.(学生が4人)
  12. studenti → studenteの複数。終わりがeからiに変わる。

練習問題

正しいものを選んでください。

  1. Due ( libri / libro / libe ).
  2. Tre ( amici / amico / amice ).
  3. Quattro ( pizze / pizza / pizzi ).
答え
  1. libri(libroの複数、oがiになる)
  2. amici(amicoの複数、oがiになる)
  3. pizze(pizzaの複数、aがeになる)

参考に​した​資料