時の言い方(時刻・日付・曜日・頻度)
初級 2026-09-21
- CEFR A2
- 伊検4級
時刻・日付・曜日・頻度を言えると、待ち合わせや予定の話がぐっとしやすくなります。数詞や前置詞と定冠詞の結合など、これまでに覚えた作り方を組み合わせて使う場面が多く、新しく覚える単語はそれほど多くありません。初級(CEFRのA2)の範囲では、時刻の尋ね方と答え方、曜日と日付の言い方、頻度を表す基本の言い方を押さえれば足ります。
どんなときに使うか
待ち合わせの時間を尋ねたり答えたりするとき、曜日や日付を言うとき、何かをする頻度を言うときに、この記事の表現を使います。時刻はChe ore sono?(今は何時ですか)と尋ね、Sono le due.(2時です)のように答えます。曜日は、その日1回のことならlunedì(月曜日)とだけ言い、毎週のことならil lunedì(毎週月曜日)のように定冠詞を付けて区別します。日付はil 3 maggio(5月3日)のように基数詞で言い、月の最初の日だけil primo maggio(5月1日)と序数詞を使います。頻度はogni giorno(毎日)やspesso(よく)のような言い方で表します。
- Che ore sono?(今は何時ですか)
- Il lunedì vado in palestra.(毎週月曜日にジムに行きます)
- Bevo il caffè ogni giorno.(毎日コーヒーを飲みます)
作り方
時刻の尋ね方と答え方、曜日、日付、頻度の4つに分けてまとめます。色の付いた部分が、その言い方で変わる部分です。
| 元の形 | 時刻の言い方 | 日本語 |
|---|---|---|
| ora(時、疑問文は複数のore) | Che ore sono? | 今は何時ですか |
| ora(時、疑問文は単数のora) | Che ora è? | 今は何時ですか |
| essere(〜です・答えが複数の時刻) | Sono le due. | 2時です |
| essere(〜です・答えが単数の時刻) | È l'una. | 1時です |
| essere(〜です・正午) | È mezzogiorno. | 正午です |
| ora + mezzo(時+30分) | le otto e mezzo | 8時半 |
| ora + un quarto(時+15分) | le otto e un quarto | 8時15分 |
| ora − un quarto(次の時刻の15分前) | le nove meno un quarto | 8時45分(9時の15分前) |
| a + le(前置詞と定冠詞の結合) | alle otto | 8時に |
時刻を尋ねるときはChe ore sono?もChe ora è?も使えます。答えはl'unaやmezzogiornoならÈ、le due以降ならSonoで始めます。答えの動詞は、le due・le treのように複数の時刻ならsono、l'unaやmezzogiornoのように単数ならèを使い分けます。30分はe mezzo、15分はe un quarto、次の時刻まで15分の場合はmeno un quartoを付け足します。「〜時に」と言うときは、前置詞と定冠詞の結合のa+leであるalleを時刻の前に置きます。
曜日はその日1回のことか、毎週の習慣かで冠詞の有無が変わります。
| 元の形 | 曜日の言い方 | 日本語 |
|---|---|---|
| lunedì(月曜日・無冠詞・男性) | lunedì | (今度の)月曜日 |
| lunedì + il(定冠詞) | il lunedì | 毎週月曜日 |
| domenica(日曜日・無冠詞・女性) | domenica | (今度の)日曜日 |
| domenica + la(定冠詞) | la domenica | 毎週日曜日 |
曜日の名前をそのまま無冠詞で使うと、その1回だけの日を指します。定冠詞を付けると「毎週〜曜日」という習慣を表します。lunedì・martedì・mercoledì・giovedì・venerdì・sabatoは男性なのでil、domenicaだけ女性なのでlaを付けます。
日付は月の最初の日だけ序数詞、2日目からは基数詞をそのまま使います。
| 元の形 | 日付の言い方 | 日本語 |
|---|---|---|
| primo(序数詞・月の最初の日だけ) | il primo maggio | 5月1日 |
| 3(基数詞・2日目以降はこちら) | il 3 maggio | 5月3日 |
| maggio(月の名前・小文字・無冠詞) | a maggio | 5月に |
日付は「定冠詞+日にち+月」の順で言い、月の最初の日だけprimoという序数詞を使い、2日目からはil 3 maggio・il 4 maggioのように基数詞をそのまま数字の形で使います。月の名前は文の途中でも小文字で書き、「〜月に」と言うときはaを前に置きます。
頻度は決まった言い方をそのまま覚えます。
| 元の形 | 頻度の言い方 | 日本語 |
|---|---|---|
| ogni + giorno | ogni giorno | 毎日 |
| una volta + a + la(前置詞と定冠詞の結合) | una volta alla settimana | 週に1回 |
| spesso | spesso | よく |
| qualche volta | qualche volta | ときどき |
| di solito | di solito | 普通は |
una volta alla settimanaのallaも、前置詞と定冠詞の結合のa+laです。spesso・qualche volta・di solitoは形を変えない言い方で、動詞のあとか文の頭に置きます。
日本語とのちがい
Sono le due.やÈ l'una.のように、essereを時刻の数(2時以降はsono、1時と正午はè)に合わせる点は、日本語にない現象です。
lunedìとil lunedìの違いは日本語にない現象です。定冠詞を付けるだけで「今度の月曜日」から「毎週月曜日」に意味が変わり、日本語なら「毎週」という言葉を足さないと表せない区別です。
曜日にも男性・女性の区別があり、lunedìは男性なのでil lunedì、domenicaは女性なのでla domenicaと定冠詞が変わる点も日本語にない現象です。日付でも、月の最初の日だけprimoという序数詞を使い、2日目からは3・4のような基数詞をそのまま使う決まりは、「1日・3日」のように同じ数え方が続く日本語の言い方とは違います。
例文
各文の下に、単語ごとに「どの言い方か」と「なぜその形か」を書きます。
- Che ore sono, per favore?(今何時ですか)
- Che ore sono → 時刻を尋ねる決まった言い方。答えがl'unaやmezzogiornoならÈ、le due以降ならSonoで答える。
- Sono le otto e mezzo.(8時半です)
- Sono le otto e mezzo → leで示す時刻が複数(8時台)なのでsono、e mezzoで30分を足す。
- Il treno parte alle nove meno un quarto.(電車は8時45分に出ます)
- alle nove meno un quarto → a+le(前置詞と定冠詞の結合)にmeno un quartoを続け、9時の15分前を表す。
- Vado in palestra il lunedì, ma oggi è lunedì.(毎週月曜日にジムに行きますが、今日は月曜日です)
- il lunedì → 定冠詞を付けて「毎週月曜日」という習慣を表す。
- lunedì → 冠詞なしで「今日という1回の月曜日」を指す。
- Il mio compleanno è il 3 maggio, non il primo maggio.(私の誕生日は5月3日で、5月1日ではありません)
- il 3 maggio → 月の最初の日でないので、序数詞のprimoでなく基数詞3をそのまま使う。
- il primo → 月の最初の日にだけ使う序数詞。
- Vado in palestra una volta alla settimana, ma bevo il caffè ogni giorno.(ジムには週に1回行きますが、コーヒーは毎日飲みます)
- una volta alla settimana → a+la(前置詞と定冠詞の結合)を使った頻度の言い方。
- ogni giorno → 毎日を表す頻度の言い方。冠詞は付かない。
練習問題
正しいものを選んでください。
- ( Sono / È / Ha )le tre.
- Vado sempre in palestra ( lunedì / il lunedì / un lunedì ).
- Oggi è ( il primo / il uno / l'uno )maggio.
答え
- Sono(複数のtreに合わせてessereも複数の形を使う)
- il lunedì(sempreと同じく、毎週の習慣を表すには定冠詞が要る)
- il primo(月の最初の日だけ序数詞primoを使う)
参考にした資料
- 級の所属: CILS A2 Sillabo delle strutture morfosintattiche(シエナ外国人大学が実施するイタリア語検定CILSの、A2で出る文法の一覧)産出(自分で作る)レベルの一覧には「numeri cardinali」「numeri ordinali」という行がありますが、時刻・曜日・日付・頻度の言い方をまとめた項目としては独立して載っていません(2026-09-21閲覧)
- イタリア語版Wikipedia, Numerale「Numerali ordinali」(2026-09-21閲覧)
- 実用イタリア語検定 各級のレベル4級「平易なイタリア語を聴き・話し・読み・書くことができる。自己紹介・簡単な道案内・買い物・バールでの簡単な注文などの平易なコミュニケーションができる能力が要求される」。このページは時刻・曜日・日付・頻度の言い方を名指ししていませんが、買い物やバールでの注文、待ち合わせの約束には時刻や頻度を尋ねる場面が伴います(2026-09-21閲覧)